「今も口パクじゃないですか」 “お父さん犬” はもうおしまい?

2011年9月19日

この9月から流れているソフトバンクモバイルのTVコマーシャル
『白戸家「ロックンロールカバコレ」篇』で、
ついに “お父さん犬” が終わりを告げた。

犬がしゃべるという謎も、
なぜお父さんが犬なのかという謎も、
もはや何の意味も持たない。

白戸家「ロックンロールカバコレ」篇01

白戸家「ロックンロールカバコレ」篇02


白戸家「ロックンロールカバコレ」篇CM中での
“ラーメン屋台の親父” と “お父さん犬” のやりとりは
次のような会話で終わる。

  「上手いこと歌ってましたね。」
  「口パクですよ、口パク。」
  「今も口パクじゃないですか!
  「それは言わないで!

まるでウルトラマンの戦いのシーンの中で、突然、
怪獣がウルトラマンに向かってこんな風に本気で言っているみたいだ。

   「ウルトラマンは着ぐるみを着ているだけじゃないか!」

と。


禁句でしょう、それって。

白けちゃいますよね。
(……ホワイト家だけに、白ける?……)


2007年6月から続く白戸家のTVCM、
途中から少しだれた感はありましたが、
まさかお父さん犬の “口パク” の事実を明かすことになるとは……

ちょっぴり残念です。


もちろん制作サイドの意図は判ります。
iPhoneのカバーコレクションのCMです。
白戸家のロックバンドが Queen の曲を口パクしている流れからの展開でしょう。しかもお父さん犬の目の周りの星マークペイントはロックバンドの Kiss のメイクのパクリとも言えなくない。
ちょっと強引ですが、どちらも、装うという点では共通します。
(装う=カバーを連想させます。)

そうした制作サイドの意図は判りますが、
個人的には “謎” は謎のまま終わって欲しかった、そんな気がします。


2年近く前になりますが、『「やられた〜」から「やっちゃった〜」へ。その時 “こども店長” が死んだ。(2009年11月27日)で、白戸家のCMについて言及しました。

その中で

  CMのストーリーは、
  その謎(=理由)が判らないまま次々と展開します。

と書き、これが手法として高度だと指摘しました。


さて、“謎” が謎でなくなってしまった今、
白戸家のCMの次回作がどう展開するか興味を惹かれます。

優秀なCMクリエイターが作るTVCMです。
どう巻き返してくるか、楽しみなところです。


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