宣伝したら、その受け皿をきちんと設けること!

2010年11月7日

以前このマーケティング・ブログ
たかがチラシ、されどちらし!」の中で、
スーパーマーケットのチラシとその店舗の対応について特集した
業界紙『食品商業 2010年11月特大号』を取り上げました。

特集の中では、
スーパーマーケットがチラシを発行した際、
チラシで宣伝している特売品を
実店舗の商品売り場でお客様がきちんと判るように、
目立つPOPを立てたり、
店員へ周知徹底することの重要性が説かれています。

それってとても大切なことで、
ほとんどやって当たり前のことのようにも思われます。
(そうは言っても、やって当たり前のことができないのもこの世の常ですが。)


宣伝したら、その受け皿をきちんと設けること!

そうですね。


ところが、そんな当たり前のことを行わないことが当たり前となっている宣伝があります。

何だと思いますか?

答えはインターネットと連動したテレビCMです。

バカのひとつ覚えみたいに、
テレビCMの終わりに「△△△△△で検索」と宣伝する割には、
実際にそのホームページを検索して訪れると、
宣伝している内容を見つけるのにやたら苦労したり、
ただの会社案内の内容しか載っていないホームページだったりします。

期待外れの無駄足。

イメージアップするどころか、
下手なホームページへの誘導は、却ってマイナスになるということを
担当者をはじめ、CMや宣伝に関わっている方々は
判っていないんでしょうね。

もったいない、もったいない!

ラインディング・ページ・オプティマイゼーション(=LPO、誘導先ページ最適化)は、
なにも検索の世界に限った話ではありません。
受け皿をきちんと設けるという点では、
先のチラシの例のように、どんな広告や宣伝にも当てはまります。

さらに言えば、
インターネットの世界が特別な世界であるというわけでもありません。

実店舗と同じように、
お客様のことを第一に考えましょう!
(それがデザインクロスの説く “おもてなし” 発想で作るということです。)

そうすれば、下手なインターネットと連動した広告や宣伝は
もっと少なくなるでしょう。

また、そうあって欲しいものです。


今回、LPOを取り上げたのには理由があります。

実は先日、自分が購読しているメルマガが届きました。

「お客様に選ばれるショップになるためにすべきたった1つのこと」

素晴らしく魅力的なメールタイトルだったので、
読んでみました。

ところが...

メルマガの目次欄にも、メルマガ本文にも、
そのタイトルに直結する内容が掲載されていないではありませんか!
「たった1つのこと」ですから、直ぐに見つかりそうなものです。

メールの発行主の親会社は、
日本人なら知らない人がいないほど有名な大会社です。

同じ発行主から届いた前回のメルマガも
著しくタイトルと本文の内容が乖離していました。

さすがに同じことが2度続くと、
意識的にやっていると判断せざるをえません。

個人的にも結構お世話になっている会社だったこともあり、
なんだかため息がでてきます。

メルマガを開封させることばかりに躍起になって、
結果、お客様をあざむく。

まるで、受け皿が全然なっていない宣伝のようです。

しかも、期待感をあおっているだけ分、
ネットに誘導するテレビCMよりも悪質です。


宣伝したら、その受け皿をきちんと設けること。
受け皿がしっかりしていないなら、宣伝しないこと。

基本中の基本です。


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実店舗の常識は、ネットショップには通用しない?

2010年11月3日

11月に入り、Amazon.co.jp(アマゾン)「送料無料」が
完全サービス化(これまでは1,500円以上購入の場合に限定されていた)され、
向かうところ敵無しの通販サイトのように思われるアマゾンの話題です。


2週間ほど前、ある家電商品を Amazon.co.jp に注文しました。

  家電商品の価格は 20,000円
  色は「ホワイト」と「シルバー」の2色
  「シルバー」は現在品切れだが、直ぐに入荷する予定

色の選択で悩んで、結局「シルバー」を選ぶことに。


それから10日ほど経ち、
Amazon.co.jp からメールが届く。

  「シルバー」は入荷見込なし
  キャンセルさせていただきます

  色違いの「ホワイト」ならあります
  よろしければ、どうぞ >>> 「ホワイト」へのリンク


まあ、「ホワイト」でもいいや、と思い、
「ホワイト」へのリンクをクリックして
Amazon.co.jp の当該商品のページへ。

と・こ・ろ・が、価格が変更になっています。

  「ホワイト」の価格 23,200円!

オイオイ、注文した時の価格よりも

  3,200円も高くなってるやないかーい!


実店舗なら絶対にあり得ない話です!
むしろお詫びして、「シルバー」よりも安い価格におまけしても
よさそうな話ではないでしょうか?

単なる Amazon.co.jp のアプリケーション・サーバーの
システムの問題だと言ってしまえばそれまでです。

しかし、色違いの商品を薦めるプログラムを組めるのであれば、
金額を「シルバー」を発注した時点のものを提示することは
不可能ではないでしょう。
(それにアマゾンには「予約商品の価格保証」という、
 お客様が対象商品を予約注文した時点から発送手続きに入る時点、
 または発売日のいずれか早い時点までの期間中のでの
 最低販売価格が適用される保証制度(=システム)もあるわけで、
 やろうと思えばできないシステム変更ではありません。)

それができないぐらいなら、
色違いの商品を薦めないほうがまだマシです。

だって、正直、
Amazon.co.jp からメールをもらい、
「ホワイト」にアクセスした時、
とっても不愉快でしたから!

  あり得ないでしょう!

  (「シルバー」が無いと判っていたら、
   最初から「ホワイト」を注文してたっつうの。)

実店舗のごく当たり前の常識をからかけ離れたことを実行するような
プログラムなら、いっそ使わないほうがマシですね。



【Amazon.co.jp のトップページ冒頭のバナー(原寸)】
Amazon co jp のトップページ冒頭のバナー

Amazon.co.jp さん、10周年だそうです。
10年前も利用していました。それもかなり利用していました。

その間、経営危機を乗り越え、
サービスも多少は改善されたみたいですね。
(以前は電話応対など皆無でしたから。)

それでも、いまだに評判はイマイチだったりします。

等倍の Amazon.co.jp のトップページ冒頭のバナー(上)をみると、
なんとなくその理由が判ります。

だって灰色の注意書き、色が薄いは、大きさは小さいはで、
まったく識別不能ですから。

以前ソフトバンク社が「980円のホワイトプラン」を発表した時に、
識別不能な大きさを叩かれ、問題になったことを思い出します。

些細なことですが、
こうした非常識にも思われる Amazon.co.jp のバナーを目にすると、
胡散臭さがプンプンすると言うか、
これからも悪い意味で非常識を続けるんだろうなって思えるのは
自分だけなのでしょうか?

サービス自体が便利なだけに、
残念な話です。


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