「たかがチラシ」、されどチラシ!

2010年10月21日

巻頭特集のキャッチコピー

  「チラシとPOP」品質 100店大調査

につられて、
『食品商業 2010年11月特大号』なるマニアックな業界雑誌を
アマゾンから購入しました。
アマゾンで『食品商業 2010年11月特大号』をチェックする

食品商業 2010年11月特大号

きっかけは日経MJ(流通新聞)に出ていた新聞広告。

その新聞広告では、
実際の各スーパーのチラシとその分析結果が載っています。
なんか勉強になるかも、と思いつつアマゾンでポチッ。

で、実際に手にとってみる。

購入前、自分が期待していたのは
秀逸なスーパーマーケットのチラシの現物の写真(それもカラーの)と
そのノウハウ分析みたいな特集でした。

実際の特集には、チラシサンプルは小さなモノクロ画像で数点、
スーパー100店の「チラシとPOP」の採点表というよりは、
スーパーのチラシに載っていた商品の扱いと実際の店員の対応・態度などが点数化され、コメントと共に掲載されています。

なんだか少し期待外れでした。

それでも、じっくり記事を読んでいると、
中にはなかなか魅力的な文章もあったりします!

  「チラシが現場を苦しめてる
     POPが売場で死んでいる」

というタイトルの記事は、現場の方にとっては痛いところを突いた内容ですし、次のタイトルの本文も鋭い指摘満載です。

  「多タイトル、レイアウトルールなし……
     『多すぎる&分かりづらいPOP』実態と改善」

  「来てもらい、買ってもらう!
     チラシ&POP『伝達・理解・共有』6ノウハウ」


「たかがチラシ」と言うグラフィック・デザイナーは
自分の周りにも結構います。
というか、ほとんど全員と言ってもいいかもしれません。

グラフィック・デザイナーのほとんどが
販促の勉強などしたことがない人ばかりですし、
販促に直結するデザインやコピーライティングに興味を持ったり、
勉強する人も見たことがありません。

勉強するのはせいぜい専らオシャレでカッコイイ
デザインばかりです。


本当にお客様が望んでいるのは、

  販促力の高いチラシやブランディング力のあるチラシ

だというのがサッパリ分かっていないんでしょうね。


チラシと言うと、
二人の人物を思い出さずにはいられません。

一人は、ヤマダ電気社長 山田昇氏、
もう一人は、ファーストリテイリング(ユニクロ)社長兼会長 柳井正氏。

二人とも小さな街の電気屋さんと洋服屋さんからのスタートでした。

その二人に共通するのが、チラシへの強い意識。

両社とも全国展開するチラシ制作は超企業秘密。
今でも最終チェックには両社長とも必ず立ち会い、口をはさみます。

実はチラシはそれくらい重要な販促媒体なんですね。


上記内容は2008年9月と12月にテレビ放送された
テレビ東京の「カンブリア宮殿」内での特集で知ったことです。

とりわけ、ヤマダ電機の社長は街の電気屋さん時代、
自身でキャッチコピーを作り、チラシを出していたそうで、
それを見た作家の村上龍氏から、
「メチャクチャ上手いキャッチコピー」と賞されていました。

大手電気量販店のチラシをみんな同じようなものと思っている人は、
今一度、見比べてみてはいかがですか?

値段でけではなく、ストーリーのあるチラシを作っているそうですよ、
ヤマダ電機さんは。


グラフィック・デザイナーのみなさん、
お客様が本当に望んでいるチラシを作る努力をしていますか?
経営者のみなさん、「広告制作は部下任せ」にしていませんか?

忘れないでください。
「たかがチラシ」、されどチラシ! ですよ。


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