コンビニ納付、着服に注意!

2010年8月15日

大手コンビニエンスストアの店員による「収納代行業務」での悪質な着服例が続けて発覚したのを受け、コンビニ各社は一斉に着服防止策(=レジのシステム改良)を導入することを決めたそうです。

朝日新聞の記事(8月15日付)によれば、コンビニ大手各社は着服例をこれまで数件しか公表しておらず、不祥事を把握する制度もないため、実態はわからないのが実情だとしています。

この記事を読んでいて驚いたことが2つ。

コンビニのシステムと言うと、しっかりしていて抜け目のない印象を強く受けるのですが、実はやろと思えば店員によっていとも簡単に着服できるという点。

コンビニの「収納代行業務」の件数と取扱金額が凄く大きいという点。

【コンビニ大手の収納代行業務の状況】
(店舗数は7月末で、収納代行業務をしていない一部店舗も含む。収納代行件数と金額は2010年2月期)

コンビニ 国内店舗数 収納代行の件数 収納代行の金額
セブン-イレブン1万2825店3億2396万件3兆0727億円
ローソン9853店1億6220万件1兆5538億円
ファミリーマート7886店1億5495万件1兆4426億円
サークルKサンクス6240店1億0476万件1兆0025億円

ちなみに「収納代行業務」の手数料は金額の1%弱だそうです。
ひと月1兆円の取扱金額があれば、100億円弱の手数料となりますね。

この金額を大きさを見れば、
コンビニ大手が不祥事を公表したがらないのも頷けます。

公表しないことによって、お客様に不利益が及ぶということはこれまで考えなかったのでしょうか。

一番胡散臭いのは、
着服防止策を大手コンビニが “一斉に” 導入するという点です。
“一斉に” という行為からは、これまでつるんで、
業界として不祥事を隠していたのではないかという疑念をいだかせます。

税金の横領と言えば、
社会保険庁(現 日本年金機構)の十八番と思っていましたが、
民間の大手コンビニでも行われていたんですね。
情けない。

一部発覚したケースでは、17件・約75万円着服、約400件・数百万円分の着服があったとのこと。


店員による手口はシンプルだ。
  1. 請求書のバーコードを読み取るふりをして、実際には読み取らず、請求書に領収印を押し、お客様に渡す。
  2. 請求書のバーコードを読み取って、一連の処理が終わった後に、取引中止ボタンを押す。

領収印には担当者名が記されているわけではないので、1の場合は特に横領の犯人の特定は難しそうです。

どちらもお客様が領収印のついた請求書控えを持っていれば、補償も受けられるでしょうが、保管していなければ泣き寝入りということにもなりかねませんから、注意が必要ですね。

そう言えば、コンビニに行くと、よくレシートを渡さない店員と出くわします。それにも日頃から注意したほうがよさそうです。


ちなみに、朝日新聞によれば、着服防止のためのレジシステムの改良をしたとしても、店員がバーコードを読み取っていなければ、着服を防ぐのは難しいとのこと。

本当に防ぐ手立てはないのでしょうか?

よく会社やお店の経営者は犯罪を起こさせないシステムを作ることが大事と言われます。

そこから発想すれば、ひとつの解決策が浮かぶはずです。

店員に対しての監視カメラを設置すること。(もうやっているのかな?)
一定期間自動保存しておけば、少なくとも「収納代行業務」のやり取りの様子は記録されるでしょうし、そうすれば横領をする店員はいなくなるでしょう。

客による万引を監視し、店員の横領も監視する。

そう考えると、なんだか、
お店を経営するのも楽じゃないですね。

そんなことを痛感させられる新聞記事の内容でした。


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