すき家のうな丼CM。品質検査10回って、どうよ?

2010年7月5日

すき家のうな丼のテレビCMが流れています。

すき家のうな丼CM

動画はすき家のホームページで公開されています。

【うなぎ安全訴求篇】
 すき家のうな丼は
 大自然のきれいな水で育てられ
 合計10回の品質検査に合格した
 うなぎだけを使用しています。

 安全・安心でおいしい。すき家のうな丼
 是非、お召し上がりください。

最初に観た時から、おやおやっと感じました。

ナレーションは低音が魅力的な男性によるもの。

 「合計10回の品質検査に合格したうなぎだけを使用しています。」

合計10回!って、
そんなに検査が必要なほど危ないうなぎを
使っているんですか! と思えたのだ。

安全・安心な食のためには、検査は多いにこしたことはありあせん。

でも、うな丼のうなぎに10回もの検査が必要なのでしょうか?
10回も検査している間に鮮度が落ちそうです。

そうです。
最初から安全な環境や設備の元なら、
そんなに多くの検査は必要ないはずです。

すき家のうな丼のテレビCMは、
そんなふうに感じずにはいられないテレビCMでした。


話題はうなぎから変わりますが、
検査というもの自体に対して懐疑的なのには、理由があります。

実は次のような商売しているお店があります。

  パソコンのメモリーを販売する小売店。
  そのお店の売りは、
  納入されたメモリーをひとつひとつテストし、
  チェックして、検査に合格した製品だけをお客様に販売する、
  というものです。もちろん永久保証です。

メモリーの価格もそれなりに高く設定されています。
通常1万5千円ぐらいのメモリーが3万円ぐらいで販売されています。

普通お客様はこう考えます。
ひとつひとつお店のプロがチェックしてくれ、
しかも通常のメモリーよりも高価だから、
さぞ良い品物で安心できるだろう、と。

ところが、実際のメモリーはというと
それほど良いメーカーの品物ではありません。
(実物を調べれば、それは判りますから。)

つまり、そのお店の販売のからくりはこうだ。

それほど良い品ではないメモリーを安く仕入れ、
ひとつひとつチェックする。
当然、お客様に届いた時点では不良品の可能性はほとんどない。
そしてお客様はそのメモリーを使います。

しかし安心なのは最初だけ。

元々はそれほど良い品物ではないから、
時間が経って壊れるか壊れないかは運次第。

そのメモリーの販売店にしてみれば、
たとえメモリーが故障したとしても、交換すればいい。
交換しても損しないだけの料金は予めもらっています。
運良くメモリーが壊れなければ、その分だけ大儲けできる仕組みです。

メモリーが永久保証とは言え、
同じパソコンを永久に使う人はまずいません。
あるいはメモリー以外の例えばハードディスクドライブが
故障するかもしれません。

そうなると、メモリーを永久保証したとしても、
それほど損をしないことになります。

安物を仕入れ、敢えて人の手をかけて、
チェックや検査を行い、付加価値を付け、高価に売る。
そんな商法があるのも事実です。


そんなふうに考えると、検査やチェックが厳しいからと言って、
必ずしもその商品が、良い品とは限らないということが
判っていただけるのではないでしょうか。


ラベル: ,



◎この投稿へのリンク:

リンクを作成

▲このページの先頭へ