悪徳弁護士から元金融業者の悪徳社員まで、過払金ビジネスを巡る話題

2010年3月11日

NHKのクローズアップ現代を聴いていると、過払金を巡る問題を取り上げていました。

ここ数年、やたらとゴールデンタイムに
「過払金を取り返します」といった弁護士事務所のテレビコマーシャルを目にするようになったと思いませんか?

同じような時期に同じような業種のCMが突如として増えたので、
何か裏があるんだろうなとは思っていましが、
なるほど裏がちゃんとあったんですね。

個人的な性格からでしょうか、
やたらとテレビCMを打つ弁護士なんて、
どうせ金儲けのためで、正義感などまったくない連中だろうと
思っていました。

世の中、「困ったことがありませんか? 力になりますよ」なんて
積極的に公言する人ほど、胡散臭くて仕方ありません。

とりわけ船越英一郎さんのTVCMは胡散臭さの極地ですね。
(俳優としては別に嫌いでも好きでもありません。記憶が確かなら自分の親類にあたる映画関係者が父親の故船越英二氏と仲が良かったという話を昔よく聞かされた思い出があります。)


過払金請求ビジネスですが、
本当にお金儲けになるそうです。

年利30%弱の5年返済で200万円借りた場合、利息は約550万円。
正当な金利15%の5年返済で200万円借りた場合、利息は約80万円。

スゴイ差額ですね。

しかも過払金被害者は現在、全国で200万〜300万人いると考えられるそうです。

この差額を狙って、弁護士は金儲けに走っているんですね。

ビジネスとして考えれば、とても楽なビジネスです。
それを更に後押している出来事が、
2000年の弁護士の広告自由化と
2004年の弁護士報酬の自由化です。

借金返済や不当利益で困っている人は、
極端な話、借金が棒引きになったり、
ほんの少しお金が戻ってきても嬉しいはずです。
そこに弁護士がつけ込む隙が生じます。

100万円の過払金を取り戻してやり、
弁護士報酬を130万円請求する弁護士が問題になっているそうです。
それも凄い話ですが、
次期日弁連会長の宇都宮健児氏が仰るには、
100万円の過払金を取り戻す際の正当な報酬は、50万円から70万円ぐらいが妥当とのこと。

取り戻した金額より多い金額を請求する弁護士はどうかと思いますが、
100万円取り返すから、70万円寄こせというのが妥当な金額であること自体疑問です。取り過ぎだろうと思えます。

こんなウマイ話なら、確かに弁護士としては、
乗らないわけにはいきませんね。
テレビCMもじゃんじゃん流しますわ。

しかも、この弁護士たち、
「不当に多くの利息を取られた債務者=弱者を救済しろ」と訴えて、
自分達が法律を改正を主導してきたわけですから、
二重に質(たち)が悪いですね。

さらに言えば、過払金請求できるのは、
弁護士と司法書士のみです。
そんなに難しくない金利の話です。
誰にでも請求できるようにして、困った時だけ弁護士に相談すればいいような形にはできなかったのでしょうか。
ここにも自分達の利益を確保しようとする弁護士の浅知恵が見て取れます。

自分達の天下りのために、
世のためと謳い独立行政法人を作っている役人と大差ありませんね。

弁護士という信頼される職業であるがゆえに、
依頼者にはトントンだっと嘘の結果を伝え、
裏で実際には過払金数百万円をネコババしている弁護士も、
沢山いるそうです。(宇都宮健児氏談)

もちろんすべての弁護士がそうだと主張するつもりはありません。
正義のため、弱者救済のために頑張っている方も沢山いることでしょう。


こうした悪徳弁護士もさることながら、
もっとすごいのは消費者金融に勤めていた悪徳社員です。

自分の勤めていた消費者金融会社の
過払している顧客情報をもとに、
過払い被害者に話を持ちかけ、
自ら過払金請求代行業(違法)をして大儲けしているそうです。
しかも彼らいわく、
過払い被害者はそれで救われて、ハッピーだそうです。

悪知恵の働く人が世の中にはいるもんですね。


こうなると、もはや誰に相談していいかすら判りません。

この国はいったいどこまで堕ちて行くんでしょうね。
ふとそんな不安が頭を過ぎる話題でした。




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