「全能ではない」一体どういう立ち位置にいたらそんな発言ができるのか教えてください、豊田社長。

2010年3月2日

今、ちょうどトヨタ自動車社長の豊田章男氏がテレビ朝日の報道ステーションに生出演しています。

その冒頭、例によってまた「トヨタは全能ではない」と力強く、しかも3度も口にしている。

アメリカ下院の公聴会でも「全能ではない( “First, I want to discuss the philosophy of Toyota’s quality control. I myself, as well as Toyota, am not perfect.” )」と発言していました。

ひとつの言葉を捉えて、その人や会社全体を評価するのは慎重であるべきだということは重々承知しています。

けれども、豊田社長の度重なる「全能ではない」とう言葉はどうしても無視するわけにはいかない発言に思えて仕方ありません。おそらく「全能ではない」という言葉は豊田社長のお気に入りのフレーズなんでしょうね。(個人的には2010年の「流行語大賞」もいけるんじゃないかと思っています。)


自分の人生を振り返ってみても、
「自分は全能ではない」なんて言ったことはただの一度もありません。

皆さんは誰かに向かって
「自分は全能ではない」って言ったことありますか?


これはミス(=エラー)を犯した人間が使うべき言葉だとは
到底思えません。

例えば、夫が浮気をして、妻にばれて問い詰められた時にです、
「オレは全能ではない」と言ったらどうでしょう。
おそらく浮気された妻は納得するどころか、
激怒するはずです。

昔見た映画のワンシーンを思い出します。
タイトルは覚えていませんが、
確かロブ・ロウ(米俳優)だったと思います。
映画の中で、喧嘩した恋人に対して怒りをぶちまけて、
次のように言ったはずです。

 ” I am not perfect. ”
 「オレは完璧じゃない、オレに何をしろって言うんだ?」

まさに逆ギレですね。


「私は全能ではない」という言葉は、取りも直さず、
「私は全知全能の神(神様)ではない」というのと同じ意味です。

もしかしたら、豊田社長本人は謙虚さから
「トヨタや私は全能ではない」と言っているつもりなのかも
しれませんが、
上から目線の言い訳以外の何ものでもありませんし、
しかも根拠のない言い訳にしか聞こえないんですね。

「全能ではない」=「人間はミス(=エラー)を犯す存在だ」

と言われたら、
言われたほうはどうすればいいんでしょうね?


何度も豊田章男社長を取り上げる(「トヨタ・プリウスのブレーキ問題を語る豊田社長が見せた潔くない姿とは」)のは本意ではありませんが、危機管理の面でも「全能ではない」という禁句を連発する豊田社長の姿を見るにつけ、思わず取り上げざるをえませんでした。

トヨタ社長の周りにはきちんとアドバイスできる人がいないんでしょうか?

さて、皆さんには
豊田章男社長ってどんなふうに映っているんでしょうね?


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