楽天市場「うまいもの大会」が池袋東武百貨店で大盛況?

2010年3月29日


発掘!地域の魅力。厳選50のネットグルメが東武に集結!
と題して、3月25日から30日まで池袋東武百貨店で
楽天市場「うまいもの大会」が開かれています。

さてこのお取り寄せグルメを販売する「うまいもの大会」は
楽天と百貨店のどちらに利があるのでしょう。

答えは分かり切っていますよね。

一応、両者の狙いはこうだ。
楽天はインターネット販売に対する不信感を拭えない40代以上の消費者の囲い込みを行いたい。
百貨店はネット商店街を多く利用する20代から30代の消費者の足を実店舗に運ばせたい。

百貨店側は「うまいもの大会」開催中の一週間弱のうちに、
20〜30代のネット世代の消費者に自店の魅力をアピールし、
また来店してくれるお客様を確保しなければなりません。

が、結論から言えば、それは無理な話です。
20〜30代のネット世代の消費者にしたって、
何も百貨店に行ったことがない人たちではありませんから。
彼らにとってはとっくに百貨店は魅力のない存在なんです。

結局、百貨店側はインターネットの仮想商店街と競い、
独自の(価格や便利さを含めた)魅力を伝えることに失敗したから、
今の現状がある訳です。

その百貨店側が楽天だのみの企画を行うのは、正に藁をもすがって売り上げアップを図りたいといったところでしょうか。

残念ながら、楽天市場の「うまいもの大会」で百貨店への集客を目指すという戦略は、ネット通販に対する百貨店側の完敗・降参を意味しているようにしか思えまえせん。

逆に楽天市場にとっては、普段あまりネットを利用しない消費者に対するアピール度満点の企画です! しかも実店舗でも集客が見込めるかの良い実験にもなります。

こうなると楽天の次の展開としては、楽天市場銀座店みたいなアンテナショップ的実店舗運営に乗り出すことではないでしょうか。

楽天さんにとっては勝算のある展開でしょうね。

その後押しを正に今、百貨店がやってあげているのですから
皮肉なものです。


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インターネット時代の落とし穴、壊れたパソコンにメールされてもな〜

2010年3月26日

メインPC の Mac Pro 故障中につき本日も軽めの話題で。

今さっき、愛機 Mac Pro は故障専用ボックスに入れられ、ヤマト運輸さんに引き取られていきました。

その Mac Pro が故障し、修理を依頼した際のことです。

長々と電話をして、最終的にクレジット決済まで行い、
(修理費は安いPC一台買えるくるらいします。)
パソコンを引き取りに来る日時まで段取り、
最後に今回の修理受付番号を伝えられ無事に終了。

ホームページ制作の仕事は休んでもいられないので、
もう一台のパソコンを引っぱり出して、
メールを設定、必要なアプリケーションソフトをインストール。

やっと終わったと思い、メールを確認すると
アップルからメールが届いている。

今回の修理に関連したものだろうと、メールを開くと、

  「修理受付番号DXXXXの依頼はキャンセルされました。」

まさかね。メールが間違っているんだろうと思いつつも、
修理が遅れるのはダメージが大きい。
万が一と思い、翌朝アップルに電話する。

アップルに確認すると、

  「キャンセルになっています。」

だって。。。

正直仕事の中断とパソコンの故障で心身ともに参っていて、
こっちは怒る気力もありません。

アップルのサポート担当者の勘違い(決済トラブル)で
勝手にキャンセルに変更したという人為的なミスと判明。
くどいぐらいに平謝りされ、
再度、また初めから修理を依頼するための
住所やら決済やらを言わせられるハメに。
(ハ〜、アップルさん、いつも事務手続き長過ぎ。)

ことなきを得て、
最初に予定していた日時通りに修理ができそうでした。


しかしです。

問題は、アップルのサポート担当者の勘違い(決済トラブル)で
勝手にキャンセル扱いに変更しているにも拘わらず、
メールでその事情について一言も触れていない点と、
そもそも、その連絡をEメールで済ませている点です!

パソコンが起動しない(マザーボードの故障)ということで、
延々と電話で話をしているのに、
その壊れたパソコンに対してパソコン修理関連の連絡を
メールで伝えるというのは
考えてみれば、とてもおかしな話です!

1台しかパソコンを持っていない人は普通です。

たまたま、今回は別のパソコンでメールのチェックをしたから
良かったものの、チェックできなかったら、
アップルサポート担当者の勝手なキャンセルを知ることもなく、
いつになっても修理しに来てくれないハメになっていたことでしょう。


何もアップルだけに限りません。
インターネット時代の今日日
なんでもかんでもメールでことを済ませようとします。
ちょっと考えれば、
パソコンが壊れた話題をしている相手に向かって
メールの連絡で済ませようというのは
馬鹿げた振る舞いであることには気づきそうなものです。

改めて、
メールばかりに依存しない柔軟な応対の必要性や
相手の状況を思ひ量る聡明さをもつことの重要性を
痛感する出来事でした。


*********************


このブログの中で取り上げているアップルサポートセンターの担当者のミスとそれを引き継いだ別担当者の更なるミスが後日、大きな迷惑を呼び起こすことになり、そのことでサポート担当者や責任者と接する内、アップルサポートセンターの企業体質を知ることになりました。その詳しい内容は以下のブログ投稿でご覧ください。



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Hotto Motto(ほっともっと)のテレビCMから学ぶもの

2010年3月21日



ずっと気になっているテレビCMがあります。
Hotto Motto(ほっともっと、株式会社プレナス)のテレビCMです。

いわゆるほか弁(ほっかほっか亭、株式会社ほっかほっか亭総本部)とのフランチャイズ抗争で分裂して以来、
ここ山形県鶴岡市では、
Hotto Motto(ほっともっと)のテレビCMを見る機会が多いわけですが、これがいつ見てもひどい。

ひどいというのは、
とにかく出すCM、出すCMがことごとくバラバラな印象で、
Hotto Motto(ほっともっと)としての統一的なイメージが全くないということです。

まさにブランディング的に大失敗なCMの連続です。
もちろん「ほっともっと」というネーミングが弱いというのもあるでしょう。言葉としてキレイ過ぎ、押しが弱く、インパクトのない言葉です。

「ほか弁」「すき屋の牛丼」「マクドナルド」などに比べ、
「ほっともっとのお弁当」って言葉として弱い印象が拭えません。


Hotto Motto(ほっともっと)のテレビCMのひどさを痛感したのは、
昨年末の同時期に流された3本のテレビCM。

とにかく共通点が何もない。
一方ではタレントが出てきて、他方は素人が出る。
CMイメージもバラバラ。
あれから3ヶ月経ち、誰も憶えていないと思います。
逆に、誰か昨年末のHotto Motto(ほっともっと)のテレビCMを憶えている方いらっしゃいますか?
誰も憶えていないということが、
却っていかにお粗末なテレビCMだったかを証明してくれます。

では、最近の Hotto Motto(ほっともっと)のテレビCMはどうでしょう?

ぐっさん(山口智充氏)によるのり弁のテレビCMです。

これもひどいの一語に尽きます。

ティザー広告(=じらし予告広告)で、
「みなさんめっちゃ気になりますよね」とぐっさんに押し付けられるように言われても、
なんら気になりません。

実際商品「新のり弁」が発表され、映像で目にしても、
それがどうしたのっていうのが率直な感想。

一番の原因は、美味しさが全く伝わって来ない!ことです。
CMの根本に関わる部分で大失敗を犯しています。
(ほか弁の時はちゃんと美味しさが伝わるCMでした。)

それよりだったら、小池栄子さんが食べる「すき屋の牛丼」のテレビCMのほうがよっぽど美味しさが伝わって来ます。


Hotto Motto(ほっともっと)のテレビCMは、
ある時はタレント、またある時は別のタレント、その次は素人。
マクドナルドのCM(のパクリ)かと勘違いする出来の時もあります。
美味しさを伝えようとしたり、安さをウリにしたり、
総じて広告内容が本当にバラバラです。

そんなテレビCMを見るにつけ、Hotto Motto(ほっともっと)は
わざとテレビCMの内容・コンセプトをバラバラに制作し、
何か “アタリ” を求めて試行錯誤しているだろうか?
と随分前から思っていました。

しかし今回のぐっさんによるティザー広告を見るにつけ、
どうやら、Hotto Motto(ほっともっと)さんの広告レベルが
単に低すぎるんだろうなって結論しました。

企業として何一つ芯の通った印象のないCM(広告)は
結局はお客様のこころに響かないし、
ブランディングとしても大失敗です。

けなしてばかりでは申し訳ありませんので。
自分なら「新のり弁」なとど売り出さないで、
「のり弁プラス」(音声すると「プラァース」と言った感じのほうが良いでしょう)として売り出します。
定番をがらっと変えるより、プラスの何かを強調するほうが
よっぽど新しさが伝わりやすいですから。


なお、Hotto Motto(ほっともっと)を運営する(株)プレナスの
売上高の情報はこちらから確認できます。

  流通ニュース「プレナス検索」

昨年末の2009年11月から4ヶ月連続の売上高減です。とくに2010年2月は二桁の減となっています。もちろんテレビCMがすべての原因だとは申しませんが。


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皆さんは買い物かごに牛乳パックを立てて入れますか、それとも横にしますか?

2010年3月19日

ひとりでは外出できない母(ハント症候群による平衡感覚障害)の食事の準備のため、しょっちゅう夕方スーパーマーケットに買い物をしに行きます。そこで今日はネットスーパーではなく本物のスーパーをちょっと取り上げたいと思います。
(そのため弊社は就業時間を早めに終わりにさせていただいております。ご不便をおかけしますが改めてよろしくお願いいたします。)

さて先日も買い物をして、買った品をマイバックに詰めていたところ、
テーブルを挟んで同じく買い物の品を詰めている年配のご夫婦の会話が耳に入ってきました。奥さんいわく、

「レジでの買い物の品の扱い方にもはっきりとその人の性格って現れるものですね。」

その会話を耳にして、私は内心「然り!」と思う。

皆さんちゃんと見てるんですね。

スーパーに買い物に行って、お店の方と接する一番の場所は
実はレジです。
レジでの印象がそのお店の印象になると言っても過言ではありません。
にも拘わらず、
その接客は驚くほどバラバラだったりするとは思いませんか。
もちろんいわゆる全国的に名の知れた大手スーパーであってもです。

平気で「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」すら言わない店員も見掛けます。

やたらと買った商品を乱暴に扱う店員、値段を告げたり告げなかったりする店員など、全部上げていたらキリがありません。

反対に、めちゃめちゃ丁寧で素早い方に接すると、感動します!
大袈裟な言い方ではありません。
だって滅多にお目にかかれませんから。

何気なく見ていても、他の店員より1.5倍の処理能力がある感じで、
この人、1.5倍の給料をちゃんと支払ってもらってるんだろうかとさえ感じます。

大切なのはプロ意識

立場がパートさんであれ、アルバイトであれ、
人様からお金をいただいている以上
プロ意識はきちんともっていて欲しいものです。


例えば、スーパーマーケットのレジでお客様の購入した
1リットルの牛乳パックを意識して置ける人が
どれくらいいるでしょう?

買い物の際、1リットルの牛乳パックをどう扱うか
すなわち、1リットルの牛乳パックを立てて買い物かごに入れるか
それとも横にして入れるかは
案外そのお買い物客の独特の傾向と言えるんですね。

ちなみに自分は必ず立てて入れます。
牛乳パックは口の部分が一番接着がゆるく、こぼれる可能性が高いし、
夏場、結露でびっしょり濡れた牛乳パックの上にものを置くと
置いたものまで濡れてしまうからです。それが嫌なんですね。

ですから、レジにもって行って、
立ててある牛乳パックを勝手に横にされて置かれると、
あらら〜、と思っちゃいます。

先程プロ意識と言いました。
この場合のプロ意識とは、
原則、お客様が入れたスタイルと同じように移して入れるのが
最善だと認識・自覚しているかどうかです。

些細なことですが、案外気づいていない人は多いし、
お店側でも徹底して教えないケースがほとんどです。

マーケティングの基礎の基礎、接客の基本です。

極々希に、立ててある牛乳パックを移して入れる際、
「横にして入れてもいいですか?」と確認してくれる店員さんがいます。

そんな言葉を掛けてもらうと、
あぁこの人はよく分かっているな〜!
そんなふうに思えて、
ちょっぴりすがすがしい気持ちになれます。


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第1回日本版顧客満足度指数(JCSI)ランキングが発表されました

2010年3月17日

サービス産業生産性協議会が、アメリカミシガン大学が公表する「ACSI」を参考に、日本で初めて業界横断での比較・分析が可能な「JCSI」(日本版顧客満足度指数:Japanese Customer Satisfaction Index)の平成21年度調査結果をまとめ、日本の主なサービス業29業界・291社の顧客満足度上位企業を含む結果の概要について発表しました。


評価の基なった「JCSIで指数化する6つの項目

  1. 顧客期待: サービスを利用する際に、利用者が事前に持っている印象や期待・予想を示します。
  2. 知覚品質: 実際にサービスを利用した際に感じる、品質への評価を示します。
  3. 知覚価値: 受けたサービスの品質と価格とを対比して、利用者が感じる納得感、コストパフォーマンスを示します。
  4. 顧客満足: 利用して感じた満足の度合いを示します。
  5. クチコミ: 利用したサービスの内容について、肯定的に人に伝えるかどうかを示します。
  6. ロイヤルティ: 今後もそのサービスを使い続けたいか、もっと頻繁に使いたいかなどの利用意向を示します。


顧客満足度上位企業50社は以下の通りです。

順位企業名顧客満足指数業界名
1東京ディズニーリゾート82.3レジャーイベント1位
2ECカレント81.1通信販売1位(ネット通販)
3あきんどスシロー78.8飲食1位(寿司チェーン)
4住信SBIネット銀行78.6銀行1位
5シンガポール航空78.5国際航空1位
6ジャパネットたかた77.7通信販売2位(テレビショッピング)
7アマゾン77.6通信販売3位(ネット通販)
ヤマト運輸77.1宅配1位
楽天トラベル76.9旅行1位(ネットサイト)
10じゃらん76.8旅行2位(ネットサイト)
11一休76.7旅行3位(ネットサイト)
12DHC76.6通信販売4位(ネット通販)
13スーパーホテル76.5ビジネスホテル1位
14くら寿司76.5飲食2位(寿司チェーン)
15千趣会75.9通信販売5位(カタログ通販)
16サイゼリヤ75.8飲食3位(ファミリーレストラン)
17帝国ホテル75.3シティホテル1位
18全労済(損害保険)75.2損害保険1位(共済)
19高速バス75.1国内交通(長距離)1位
20阪急電鉄74.9近郊鉄道1位
 餃子の王将74.9飲食4位
 かっぱ寿司74.9飲食4位
23スターフライヤー74.7国内交通(長距離)2位
24そよ風74.6介護サービス1位(在宅介護)
25ANA74.6国内交通(長距離)3位
26ツクイ74.5介護2位(在宅介護)
27楽天カード74.4クレジットカード1位
28スターウッドホテル(シェラトン等)74.3シティホテル2位
29カワチ薬品74.3ドラッグストア1位
30びっくりドンキー74.2飲食6位(ファミリーレストラン)
31ホテルオークラ74.1シティホテル3位
 セシール74.1通信販売6位(カタログ通販)
 HIS(ネット)74.1旅行4位(ネットサイト)
34すき家74.0飲食7位(丼・ファーストフード)
35アフラック73.7生命保険1位
 ニッセン(カタログ)73.7通信販売7位(カタログ通販)
37やずや73.6通信販売8位(ネット通販)
38イオンカード73.4クレジットカード2位
 近畿日本ツーリスト73.4旅行5位(店舗型)
 ベルメゾン73.4通信販売9位(ネット通販)
 ソニー銀行73.4銀行2位
42ロイヤルパークホテル73.3シティホテル4位
 楽天市場73.3通信販売10位(ネット通販)
44モスバーガー73.2飲食8位(ファーストフード)
45全労済(生命保険)73.1生命保険2位
46京王電鉄73.0近郊鉄道2位
 日本旅行73.0旅行6位(店舗型)
48ホテル ルートイン72.9ビジネスホテル2位
 ハイアットホテル72.9シティホテル5位
50ヨドバシ・ドットコム72.6通信販売11位(ネット通販)
 ソニー損害保険72.6損害保険2位
 ホテルニューオータニ72.6シティホテル6位

これを見ると、上位52社中15社がネット通販関連(上表 太文字)が占めていることが分かります。

ちなみに今回の調査の対象となった通信販売業界の会社は次の通り。
ベルメゾン、ニッセン、アマゾン、楽天市場、ヤフー、ヨドバシ、ECカレント、やずや、DHC、ベルーナ、千趣会、ニッセン(カタログ)、フェリシモ、セシール、ディノス、ジュピター、QVC、ジャパネットたかた


また、日経流通新聞によれば、顧客を魅了する企業に成長するキーワードを「AKB」としています。

  A=安価 K=快適 B=便利


上表の通信販売に関わる会社にはそのホームページへのリンクを張っていますので、顧客満足度アップのための参考にしてみてはいかがですか。


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悪徳弁護士から元金融業者の悪徳社員まで、過払金ビジネスを巡る話題

2010年3月11日

NHKのクローズアップ現代を聴いていると、過払金を巡る問題を取り上げていました。

ここ数年、やたらとゴールデンタイムに
「過払金を取り返します」といった弁護士事務所のテレビコマーシャルを目にするようになったと思いませんか?

同じような時期に同じような業種のCMが突如として増えたので、
何か裏があるんだろうなとは思っていましが、
なるほど裏がちゃんとあったんですね。

個人的な性格からでしょうか、
やたらとテレビCMを打つ弁護士なんて、
どうせ金儲けのためで、正義感などまったくない連中だろうと
思っていました。

世の中、「困ったことがありませんか? 力になりますよ」なんて
積極的に公言する人ほど、胡散臭くて仕方ありません。

とりわけ船越英一郎さんのTVCMは胡散臭さの極地ですね。
(俳優としては別に嫌いでも好きでもありません。記憶が確かなら自分の親類にあたる映画関係者が父親の故船越英二氏と仲が良かったという話を昔よく聞かされた思い出があります。)


過払金請求ビジネスですが、
本当にお金儲けになるそうです。

年利30%弱の5年返済で200万円借りた場合、利息は約550万円。
正当な金利15%の5年返済で200万円借りた場合、利息は約80万円。

スゴイ差額ですね。

しかも過払金被害者は現在、全国で200万〜300万人いると考えられるそうです。

この差額を狙って、弁護士は金儲けに走っているんですね。

ビジネスとして考えれば、とても楽なビジネスです。
それを更に後押している出来事が、
2000年の弁護士の広告自由化と
2004年の弁護士報酬の自由化です。

借金返済や不当利益で困っている人は、
極端な話、借金が棒引きになったり、
ほんの少しお金が戻ってきても嬉しいはずです。
そこに弁護士がつけ込む隙が生じます。

100万円の過払金を取り戻してやり、
弁護士報酬を130万円請求する弁護士が問題になっているそうです。
それも凄い話ですが、
次期日弁連会長の宇都宮健児氏が仰るには、
100万円の過払金を取り戻す際の正当な報酬は、50万円から70万円ぐらいが妥当とのこと。

取り戻した金額より多い金額を請求する弁護士はどうかと思いますが、
100万円取り返すから、70万円寄こせというのが妥当な金額であること自体疑問です。取り過ぎだろうと思えます。

こんなウマイ話なら、確かに弁護士としては、
乗らないわけにはいきませんね。
テレビCMもじゃんじゃん流しますわ。

しかも、この弁護士たち、
「不当に多くの利息を取られた債務者=弱者を救済しろ」と訴えて、
自分達が法律を改正を主導してきたわけですから、
二重に質(たち)が悪いですね。

さらに言えば、過払金請求できるのは、
弁護士と司法書士のみです。
そんなに難しくない金利の話です。
誰にでも請求できるようにして、困った時だけ弁護士に相談すればいいような形にはできなかったのでしょうか。
ここにも自分達の利益を確保しようとする弁護士の浅知恵が見て取れます。

自分達の天下りのために、
世のためと謳い独立行政法人を作っている役人と大差ありませんね。

弁護士という信頼される職業であるがゆえに、
依頼者にはトントンだっと嘘の結果を伝え、
裏で実際には過払金数百万円をネコババしている弁護士も、
沢山いるそうです。(宇都宮健児氏談)

もちろんすべての弁護士がそうだと主張するつもりはありません。
正義のため、弱者救済のために頑張っている方も沢山いることでしょう。


こうした悪徳弁護士もさることながら、
もっとすごいのは消費者金融に勤めていた悪徳社員です。

自分の勤めていた消費者金融会社の
過払している顧客情報をもとに、
過払い被害者に話を持ちかけ、
自ら過払金請求代行業(違法)をして大儲けしているそうです。
しかも彼らいわく、
過払い被害者はそれで救われて、ハッピーだそうです。

悪知恵の働く人が世の中にはいるもんですね。


こうなると、もはや誰に相談していいかすら判りません。

この国はいったいどこまで堕ちて行くんでしょうね。
ふとそんな不安が頭を過ぎる話題でした。




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百の善行のためなら、ひとつの微細な悪を犯していいのか

2010年3月10日

昨晩テレビ朝日の報道ステーションを聴いていたら、メインキャスターの古舘伊知郎氏がまたしても怖ろしい発言をしているではありませんか。

アメリカでのトヨタ車による一連の不祥事、あるいは見ようによってはトヨタバッシングとも思われる出来事の最中、古舘伊知郎氏やテリー伊藤氏などが報道番組内で、次のように発言しているのを度々耳にしました。

トヨタのこれまでの貢献度、また日本経済を支えてきた功績を
 鑑みれば、日本政府はトヨタ擁護に力を尽くすべきで、
 アメリカ政府に対して手を講じろ。」

というものです。

この発言、ぞっとするくらい怖ろしくないですか?

なぜでしょう?

この発言の根幹には、
社会への(経済的な)貢献度が高かったら、ミスや過ちは許すべきだ。
そうした考え方が潜んでいるように思われるからです。

国民の大半を満足させる食品を販売する会社なら、
  一人ぐらい食中毒で死なせてもいいのでしょうか?

国民の生活を豊かにする家電製品を提供する会社なら、
  一人ぐらい爆発や感電で死なせてもいいと言うのでしょうか?

いくらでも例えを列挙することが可能です。

少し思想的・文学的な話をすると、
フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキーの「罪と罰」の
主人公ラスコーリニコフの思想を連想させられます。
ラスコーリニコフの思考の根源にはあるのは、
ひとつの微細な罪悪は百の善行に償われる」という発想です。

即ち、ドストエフスキーは
百の善行のためなら、ひとつの微細な悪を犯していいのか」ということを「罪と罰」の中で問うたのです。

普通に商売をされている方は、
間違っても「百の善行のためなら、ひとつの微細な悪を犯していい」とは考えないで欲しいものです。
マーケティング以前の、人間としての在り方の問題です。


報道は、普段はどんな微細な悪をも見逃さないというスタンスのはずなのに、どうしてトヨタ問題では、古館氏のように寛容なんでしょうね。
強いモノには媚びを売れ、あるいは “長いものには巻かれろ” 的な発想なんでしょうか。

アメリカがトヨタ車の急加速問題で、
明かに真実をねじ曲げ、日本車叩きをしているのならまだしも、
少なくとも急加速問題で実際に死者まで出ているわけです。
簡単にトヨタ擁護にまわれる状況では本来ないはず。

それにアメリカという国は、
熱いコーヒーでお客様に火傷させた店側に数億円の損害賠償を命じる国家です。(マクドナルド・コーヒー事件、1992年)
単に日本車叩きが目的だとは言い難いのではないでしょうか。

報道は、あるいは国家が仮に力を貸すとしても、
根拠もなくトヨタ車を擁護するのではなく、
(事故原因の真相という)真実の追求に力を傾けるのが
本当の在り方ではないでしょうか

見当外れな考え方をテレビを通して力説する
古舘伊知郎氏には呆れるしかなかったのですが、
それに対してコメンテーターの一色清氏が
真っ向反対を表明されていたことには、
ほんの少しだけ光明を見い出せたことを
最後に付け加えさせていただきます。

〔写真は19世紀ロシアの文豪ドストエフスキーの肖像画〕


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「全能ではない」一体どういう立ち位置にいたらそんな発言ができるのか教えてください、豊田社長。

2010年3月2日

今、ちょうどトヨタ自動車社長の豊田章男氏がテレビ朝日の報道ステーションに生出演しています。

その冒頭、例によってまた「トヨタは全能ではない」と力強く、しかも3度も口にしている。

アメリカ下院の公聴会でも「全能ではない( “First, I want to discuss the philosophy of Toyota’s quality control. I myself, as well as Toyota, am not perfect.” )」と発言していました。

ひとつの言葉を捉えて、その人や会社全体を評価するのは慎重であるべきだということは重々承知しています。

けれども、豊田社長の度重なる「全能ではない」とう言葉はどうしても無視するわけにはいかない発言に思えて仕方ありません。おそらく「全能ではない」という言葉は豊田社長のお気に入りのフレーズなんでしょうね。(個人的には2010年の「流行語大賞」もいけるんじゃないかと思っています。)


自分の人生を振り返ってみても、
「自分は全能ではない」なんて言ったことはただの一度もありません。

皆さんは誰かに向かって
「自分は全能ではない」って言ったことありますか?


これはミス(=エラー)を犯した人間が使うべき言葉だとは
到底思えません。

例えば、夫が浮気をして、妻にばれて問い詰められた時にです、
「オレは全能ではない」と言ったらどうでしょう。
おそらく浮気された妻は納得するどころか、
激怒するはずです。

昔見た映画のワンシーンを思い出します。
タイトルは覚えていませんが、
確かロブ・ロウ(米俳優)だったと思います。
映画の中で、喧嘩した恋人に対して怒りをぶちまけて、
次のように言ったはずです。

 ” I am not perfect. ”
 「オレは完璧じゃない、オレに何をしろって言うんだ?」

まさに逆ギレですね。


「私は全能ではない」という言葉は、取りも直さず、
「私は全知全能の神(神様)ではない」というのと同じ意味です。

もしかしたら、豊田社長本人は謙虚さから
「トヨタや私は全能ではない」と言っているつもりなのかも
しれませんが、
上から目線の言い訳以外の何ものでもありませんし、
しかも根拠のない言い訳にしか聞こえないんですね。

「全能ではない」=「人間はミス(=エラー)を犯す存在だ」

と言われたら、
言われたほうはどうすればいいんでしょうね?


何度も豊田章男社長を取り上げる(「トヨタ・プリウスのブレーキ問題を語る豊田社長が見せた潔くない姿とは」)のは本意ではありませんが、危機管理の面でも「全能ではない」という禁句を連発する豊田社長の姿を見るにつけ、思わず取り上げざるをえませんでした。

トヨタ社長の周りにはきちんとアドバイスできる人がいないんでしょうか?

さて、皆さんには
豊田章男社長ってどんなふうに映っているんでしょうね?


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見やすさは優しさ〈3〉津波警報を四六時中点滅させるテレビ放送業界ってどうよ

2010年3月1日


南米チリ大地震により発生した津波への警戒のため、
昨日2月28日(日)は朝から晩までテレビを付ければ四六時中、
危険とされる沿岸が赤や黄色に点滅した大きな日本地図を見せられることとなった。
(日本海側にあるここ山形県鶴岡市は今回の津波警報とは無縁でした。)

津波による人的被害がなかったことは幸いですが、
太平洋側の至るところでの浸水やら漁業被害などを被られた方には
お見舞い申し上げます。

さて、テレビ画面上に
大津波・津波警報・注意報を記した日本地図を表示するのは
百歩譲って良いとしましょう。
ですが、点滅させるのは全くいただけません。

しかもNHKと民放全てです!

何か決まりでもあって地図を点滅させているんでしょうか。
それとも日本人特有の横並び思想からきているのでしょうか。
他局が派手に見せているから、自局も負けられない。
(それに、ちょうど50年前に大津波により200人弱の
犠牲者が出たこともあり、)
おれちはこんだけ、皆さまの安全を一生懸命考えていますって!

あの仰々しく点滅するテレビ画面を観ていると
そんな気さえしてきます。
(ちなみに今日の発表によると、本来避難勧告が出た方の内、
実際避難された方は6%だったそうです。)


ホームページ制作に携わって10年以上になります。
その間、数百に上る沢山のホームページを作成させていただき、
また山のような数のホームページを覧てきました。

そのホームページ作りの中に、
ある人間の視覚行動に関わる原則的なルールがあります。
(全てのホームページ制作者が知っている知識ではありません。
むしろ知らない制作者のほうが多いでしょう。)

 「人間は視覚内(=視界内)の離れた箇所にある
  2つ以上の動くものを同時に見ることはできない

つまり、ホームページを作る時、
同じページ内の、ある程度離れた場所には原則、
動き(gif アニメーションや Flash ムービーなど)を入れていけない
ということです。

その理由は簡単です。
人は動くものに対して、自分が意識している以上に敏感だからです。
(古来、動くものは敵であり、かつまた獲物でもあります。)

ですから上手くできているホームページは、
むやみに動きを入れたりはしません。
伝えたいことがきちんと伝わることが最も大切なことだと
知っているからです。

では、あの赤や黄色で点滅する地図がのったテレビ画面はどうでしょう。

もう、おわかりですね。

情報を伝えるという意味では、
点滅しない日本地図で十分です。

背景に動きがある分、
前面にある静止物(=津波警報の位置を示した日本地図)は目立ちます。

下手に点滅させて、
観る人をイライラさせたり、目を疲労さえることのほうが
よっぽどマイナスであることは明かです。

だって、かえって情報への拒絶反応や拒否反応を起こさせますから。

結果、何も良いことはありません。
伝える側の過剰演出が
伝えることを阻害する結果になっています。


しかも、誰でも容易に想像が付くように、
データ放送もありますよね。
そっちで流せば十分です。
知りたい方や知りたい時はデータ放送で確認しますから。
(予備のチャンネルだって使えるはずです。)

やれやれ、地上デジタル放送に完全移行したからと言って、
放送するが側の意識がこれじゃ、
なんのためのデジタル放送か分かりませんね。
先が思いやられます。


時折このブログ内でも厳しく指摘(例1例2)しているように
テレビ放送局は視聴者のことなど全然考えていないことが
よく分かります。

また、同じくこのブログ内で
触れてきたように、
テレビを放送する側=情報を発信する側の人間にも、
もっと、もっと、それを目にし耳にする側の人の立場に立って
考えてもらいたいものです。

結局、見やすくないものは何も伝わりませんから。


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