テレビCMの最後に流れるお決まりの文句「◯◯◯で検索」で、その企業の広告レベルが判る?

2010年2月1日


ここ数年、テレビCMを流す企業って、
必ずと言っていいほど
CM最後に自社のウェブサイトの告知をすると思いませんか?

あるCM評論家に言わせれば、
「◯◯◯で検索」とウェブサイトに誘導する告知があるため、
かえってCM自体の完結性が損なわれ、
至るところでテレビCMを見る視聴者が
心的消化不良をおこしかけているとのこと。

なるほど、自分も同感です。

が、まだCM内容と誘導されるウェブサイトが一致していれば、
ましなような気がします。

最近ではもはやCM内容と誘導されるウェブサイトが
一致してもいません!

テレビCMを覧ていて、正直、呆れます。

その一番ひどい例は銀行のテレビCM。

銀行のテレビCMの内容は、
ごくごく一般的なイメージアップ広告が主です。
(CMというよりはPRと言ったほうが適切なぐらいです。)
それで、CMの最後に目立つ形で強調された
お決まりの「△△銀行で検索」です。

それって、何のための広告なんでしょうか?
実際に銀行のウェブサイトに行っても、
特に役に立つ情報が載っている訳ではありません。
ましてやお金を利用しようという目的のない人が訪れて、
「よし、いっちょうこの銀行でお金を利用しよう!」
なんて思わせる
キャッチーで気の利いたことが載っている訳でもありません。

一般に人が検索行動を起こすには、それ相当の労力が要ります。
検索しようと行動を起こすための理由(お金を借りようとか)もない人が
ただ何となく銀行サイトを覧る訳がないんですよね。

それとも、お決まりの「△△銀行で検索」によって、
その銀行がホームページを持っていることを
世の中の人に伝えようとしているのでしょうか?

それも怪しいものです。
常識があり、パソコンを使う大人なら、
誰だって銀行がホームページをもっていることぐらい
知っていますから。

つまり、テレビCMでわざわざ
「△△銀行で検索」を強調する意味がないんです!
そういう意味のないテレビCMを見るにつけ、
銀行によるお金の無駄使いとしか見えないんですよね。
そんな無駄な金があるなら、少しでも金利を上げろっていう話です。

しかも何年か前には、国民の税金を使って再建した企業です。
無意味なテレビCMを作り放送している
銀行のお金の無駄使いを見るにつけ、なんだかガッガリします。


今回は銀行のテレビCMとウェブ戦略を取り上げましたが、
こうした戦略のミスマッチや、
無意味なウェブサイトへの誘導戦略は
他の大多数の企業にも当てはまります

今一度広告の原点に立ち返り、
広告の目的をはっきりさせることから始めることを
オススメします!


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