楽天、中国検索大手Baidu(百度、バイドゥ)との合併会社を設立、中国EC事業へ進出

2010年2月3日

楽天が1月27日、中国検索最大手の Baidu(百度、バイドゥ)との合弁会社設立に同意したと発表しました。合弁会社への出資総額は当初3年間で総額約43億円、出資比率が楽天51%、バイドゥ49%。2010年後半のスタート予定とのこと。

中国検索最大手の Baidu(百度、バイドゥ)について簡単に触れておきます。設立自体は2000年1月まで遡りますが、日本で名前が知れるようになったのは、2007年〜2008年頃に Baidu(百度、バイドゥ)日本語版サービスの提供が始まった頃だと記憶しています。


  ▶ Baidu(百度、バイドゥ)

その当時から、ユーザーインターフェースがグーグルに似ているという印象の他、意外なほど新しい情報が検索結果にすぐに反映されているなぁという感想を持ちました。とは言えあまり日本には検索エンジンとして浸透はしていませんね。

その Baidu(百度、バイドゥ)、中国国内ではグーグルを抑えて検索シェア第1位です。中国の調査会社 Analysys International が1月19日に発表した2009年第4四半期のサーチエンジン市場調査の結果は次の通りです。

  Baidu(百度、バイドゥ) 58.4%
  Google China 35.6%

バイドゥとグーグルの2強で94.0%を占めることになります。
(関連記事「Google Chinaの市場シェアは35.6%、中国の最新調査結果」)

楽天は Baidu(百度、バイドゥ)と組んで、中国最大規模のインターネットショッピングモールの構築を目指す考えらしい。中国のインターネットビジネスでは、西欧の IT 関連企業が苦戦していることもあり、日本には大きなビジネスチャンスなんでしょうね。

しかも楽天、構想では日本の店舗(もちろん楽天市場の店舗)が中国で商品を販売する手助けをしてくれるみたいです。日本の中小の通販ショップにとってのチャンスも拡大しそうです。今から中国EC(=eコマース、電子商取引)市場狙いのマーケティング戦略もありですね。
(楽天ニュースリリース
百度 (Baidu) との合弁会社設立による中国へのEC事業の進出について」)


これまでは中国と言えば、言葉は悪いですが、低賃金で日本の会社の商品を作ってくれる便利な国だったのが、今度は最大の消費国となりつつあるわけです。

さんざんこき使ってきた人を今度はお客様は神様のごとく崇めるんでしょうね。そしてその転換をうまくやった企業が繁栄する。それが世の仕組み。

商売と言ってしまえばそれまでですが、なんか人間の本性を垣間見るようです。(ちょっと話がそれてしまいましたね . . .)


楽天と Baidu(百度、バイドゥ)の合併会社の話はどちらかと言えばマーケティングの話ですが、自分がいつも警鐘を鳴らしているわけですが、商品を売る側と商品を検索結果に載せる側の合体はどうなんでしょうね? Baidu(百度、バイドゥ)がインフォシークのようにならなければいいのですが。


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