日本の媒体別広告費(2009年)と業種別公告費の割合について

2010年2月24日

電通が毎年この時期(2月20日頃)発表する日本の総広告費と媒体別・業種別広告費を推定した統計資料の2009年データ(PDF)を2月22日に公開しました。

  ▶「2009年(平成21年)日本の広告費」(PDF)

(なお、過去の日本の総広告費と媒体別・業種別広告費を推定した統計資料のデータも、電通のホームページ:電通のニュースリリースページから閲覧することができます。)

2009年の日本の総広告費は5兆9222億円、前年比11.5%減。インターネット・衛星メディア関連以外の各媒体では全て減少となっています。

総広告費は2008年(前年比95.3%)に続き2年連続で前年実績を下回っています。世界的不況による景気低迷が大きく影響していると考えられます。

媒体別で気になる増減は次の通りです。

  • 「新聞広告費」(前年比 81.4%)は大きく減少。
  • 「テレビ広告費」(前年比 89.8%)も減少。
  • 「マスコミ四媒体広告費」(前年比 85.7%)は5年連続して前年を下回る。
  • インターネット広告費」(前年比 101.2%)は検索連動広告や特にモバイル広告では伸びたものの、ディスプレイ広告(=画像やFlashなどのバナー広告)が前年を下回り、全体では微増。


公告費の総額では、インターネット広告費は7069億円で、初めて新聞(6739億円)を上回わりました。ちなみに、雑誌は3034億円、ラジオは1370億円、テレビは1兆7139億円という結果でした。

業種別、売上高に占める広告宣伝費の割合


少し上述の内容とは異なりますが、毎年、日経広告研究所が出している『有力企業の広告宣伝費』という統計資料から、大手企業の「業種別、売上高に占める広告宣伝費の割合」を紹介します。(インターネット上の記事からの引用です。同じ記事がいくつかネット上に載っています。)あくまで参考程度にご覧ください。

業  種売上高に占める広告宣伝費の割合
自動車業界約1~2%
飲料業界約5%
通販/サービス業界約15~20%
流通業界約1~3%
金融業界約1~5%
化粧品業界約10%

通販・インターネット通販(ネットショップ)の広告宣伝費の割合は、全体の業種からすると高めです。

実際、自分の知るネットショップさんは年間ネット売上2億円のために、広告宣伝費を1億円近く掛けていたりします。扱う商材やネットショップとしての知名度を実店舗の売上に活かす戦略では、そのぐらいの広告宣伝費でも商売として成り立つということですね。


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「クリスタル・ジャパン」と「カーリング娘」、あなたはどっちが好きですか?

2010年2月22日

バンクーバー・オリンピック真っ只中、氷上のチェスと呼ばれるカーリングを夢中になって観ながら日本を応援しています。今ではすっかりカーリングのルールと用語が頭に入ってしまいました。

ただ、カーリングを観ているとついつい思うのですが、カーリングってスポーツなんでしょうか?

もしカーリングがスポーツなら、ボーリングやダーツ、ビリヤードだってスポーツでしょう。それらがオリンピック種目になってもおかしくないと思うのですが。

それはさておき、今回は「CRYSTAL JAPAN(クリスタル・ジャパン)」という名称についてちょっと。

はっきり言って、この「クリスタル・ジャパン」とう愛称はいただけません。テレビの放送を観ていても、全く使わないアナウンサーもいれば、言いづらそうに使っているキャスターもいます。とても馴染んでいるようには思えません。

「クリスタル・ジャパン」
基本的に、歯の浮くような名称です。

しかも「ジャパン」という名称が付いていながら、日本選抜ではありません。もしカーリング日本代表のメンバーが日本各地からの選抜として選ばれているのであればまだ納得できるのでしょうが、実際の日本代表は「チーム青森」という一団体のメンバーに限定されています。それに対して「ジャパン」と付けるのは仰々しすぎるし、大袈裟です。

前に付いていた「カーリング娘」、略して「カー娘」のほうがよっぽど愛嬌があって、しかもダイレクトで、青森代表にピッタリですよね。選手本人たちはアスリートっぽくなくて嫌っていたとのことですが、冒頭に書いたように、そもそもカーリングはスポーツなのかという疑問も残ります。少なくとも彼女たちをアスリートだとはどうしても思えません。(あくまで印象です。)

まあ、どうやらネーミングひとつとっても、カーリングの資金集めのための協会の思惑も裏では働いているみたいですが。。。


例えば、もし我が山形県のチーム山形がカーリング代表になったら、どんな愛称をつけるでしょうか?

オススメは選手たちに少し日焼けしてもらって、
「ヤマンバー」とか
「ヤマンバー娘」(略して「ヤマ娘=ヤマムス」)とか。
なんか力強そうです!

って、さすがにこれはちょっとないな。

スキージャンプのオリンピック代表に
「スカイ・ジャパン」と名付けるくらいヘンテコです。


ネーミングってとても大事で、最初にピンとくるかどうかの勝負です。しっくりこないネーミングを浸透させるには、それ相応の広告(費)か、圧倒的な実績(結果)(オリンピックで金メダルを獲る)が必要になります。

さて、この「クリスタル・ジャパン」という名称は、日本人に浸透するんでしょうか? 今後に注目したいと思います。


まったくの余談になりますが、チーム青森の皆さんってカーリングしている時はとてもキレイに映るのですが、インタビューになるとイマイチだったりします。(全くの個人的な感想です。ファンの皆さんすみません。)もちろん試合中のほうが真剣な眼差しで、きりりとした好印象を与えるのもあるのでしょうが、これってやっぱり氷上の白が下から光を反射して照らす、言わばレフ板の効果なんだろうなってつくづく思います。スキー場なんかで、よく人の容姿が4割増しで良く見えるのと同じなんでしょうね。


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映画「アバター」は現代のマス・マーケティングの象徴か?

2010年2月21日

あなたがもし映画「アバター」に何かしら映画作品としての高いクオリティを期待するなら、「アバター」は観ないほうがいいでしょう。
(ちょっと話題にするのが遅くなりまして、すみません。)

逆に3D映像や非日常な美しい映像を観たいなら、絶対にオススメできる娯楽(=アトラクション)だと思います。ただし、それだけです。

映像の至るところに3D用だけのためとしか思えない映像が満載。あまりに意味のない冗長なシーンが続いて、160分もの長さを見終えると疲労困憊します。

映画「アバター」の内容については、取るに足らないストーリーとしか言えません。観る人すべての予想通りに進みます。反面、よくよく考えるとストーリー展開の端々に論理的な無理があり、見終えると腑に落ちない印象が残ります。

映画を観はじてめてからすぐに惑星パンドラのナビィ族はインディアン(原住民)にしか見えなくなりました。

原住民を征服しようとする文明人が最後に、異なる部族の原住民の団結にあい、打ち負かされてしまうという展開。

しかし、そこには教訓もなければ登場人物の心の葛藤もないし、深い教えもない。

3D映画ということ以外、事前の情報を持たずに観た自分は、映画を観ながら、一体いつになったら(学者役の)シガニー・ウィーバーがナビィ相手にマシンガンをぶっ放すのかと思っていたくらいです。

ストーリーは基本、説得力を欠いています。なにやら得体の知れないパワーを持つらしい原住民に怖れを抱き、武力攻撃できなでいる人間が、アバターを作りスパイとしてを送る。その後スパイであるアバターがナビィの世界には神秘的な力があると報告しているにも関わらず、攻撃を始める人間。だったら最初から攻撃しろっていうお話し。

なぜ主人公ジェイクがナヴィの女性ネイティリに想いを抱くかのかもよく分からないし、攻撃しようとする軍隊とナヴィとの間で板挟みになり葛藤する主人公の姿もない。なぜ主人公ジェイクがナビィ側について、人間を殺戮する行動に出るかも説得力不足。

極めつけは、そもそも遺伝子操作でアバターを作るほどの技術があるのなら、あっという間に原住民を壊滅できるしょうっていう話。(それではストーリーが生まれないか。。。)

映画「タイタニック」から12年。12年経ってもジェームズ・キャメロン監督の表現手法自体はまったく進化なし。一人称視点と三人称視点(=神の視点)の混在。一人称視点を使って面倒くさい説明的ストーリーの部分を割愛するテクニックが目立ちます。

ふと、1982年に製作された「トロン」という映画を思い出します。ウォルトディズニー映画で、全編コンピューターグラフィックスで描いたことだけで当時話題になり、ヒット。内容はびっくりするくらいつまらない。

確かに様々なアミューズメントパークで、3D映像なんかを観ても、内容よりは3Dがスゴかったという印象しか残りません。

ただ3Dといういわゆる海賊版を作りにくい映画を生み出したという意味では映画界への貢献は大でしょうね。映画館での盗撮による海賊版の経済的な被害は甚大です。だから映画関係者は「アバター」を評価せざるをえない。

結局、映画「アバター」をひとことで言うと、薄っぺらな内容を、コテコテの演出と豪華な技術で塗りたくったような作品。こうした作品がウケるのが現代だとしたら、豪華な技術を生み出せるお金持ちな企業が成功を収めるのも納得がいくというものです。

マス・マーケティングが難しいとされる現代でもスゴイ技術力さえあれば、中身とは無関係に、まだまだ成功を収められるという、いい見本かもしれませんね。


映画の中では高い技術力をもつ(=高い技術力しかもたない)文明人は敗北しますが、高い技術力をもつ(=高い技術力しかもたない)ジェームズ・キャメロン監督は成功を収めます。なんだかそれが一番アイロニカルに見えたのは自分だけでしょうか。


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めざましテレビ(フジテレビ)さん、「地元だけ大人気グルメ!」ですか、絶対やると思ってましたよ!

2010年2月17日

フジテレビの朝の大人気情報バラエティ番組「めざましテレビ」を観ていたら、「地元だけ大人気グルメ!」というコーナーがありました。東京では認知度ゼロ=地元だけ大人気のグルメを紹介するというもので、これからコーナーとして続いていくみたいです。

「地元だけ大人気グルメ!」コーナーの最後には、キャスターの大塚さんが、地元だけ大人気なグルメ情報がありましたら、どしどしフジテレビまでお送りください、と視聴者に案内していました。

いや〜さすがは商売上手なフジテレビさん! やっぱりそうきましたね。
魂胆が見え見えです。しかもやり方が極めてうさん臭いです。

一体だれのための放送番組なんでしょうかね〜。


  1. 「地元だけ大人気グルメ!」で視聴者からタダで情報を得る。
         ▼
  2. めざましテレビの「地元だけ大人気グルメ!」コーナーで、大々的に取り上げ、視聴者の消費欲求を喚起する。
         ▼
  3. 先日東京銀座にできたフジテレビ物産館「銀座めざマルシェ」に「地元だけ大人気グルメ!」コーナーを作り、そこで販売し自社の利益を上げる。


完璧なシナリオです。
(もちろん「地元だけ大人気グルメ!」が自社の利益のためのコーナーであることは視聴者には隠しています。)

しかも、めざましテレビの大塚範一さんは、最も裏のないように見える類い稀なキャスターです。善人に然も楽しそうに情報を伝えさせ、裏でガッチリ金儲け。見事なやり方としか思えませんな〜。

自分たちの会社の利益のためだけの情報発信。もはやテレビ局の粋を超えています。

さてさて、次はどんな金儲けのための情報バラエティ番組を作り、放送するんでしょうね。


ちなみに、2月12日にブログ「山形県庄内地方南部の鶴岡市に住む山形県民は、体温37度1分を「37ど1ぷん(ふん)」と読む?」で取り上げた日本テレビ系テレビ番組「秘密のケンミンSHOW」ですが、テレビの放送で取り上げた情報を確認するためホームページに向かうと、自分が知りたいようなお金にならない情報は載っておらず、代わりに番組で取り上げた商品を販売する通販サイト「秘密のケンミン館」が大々的に載っていました。どうやら放送局は、「番組でグルメ・商品を紹介=通販ショップでグルメ・商品を販売」が大好きみたいですね。


さて、商売上手なフジテレビさんですが、2月4日に発表された民放キー局5社の2009年4~12月期連結決算では、景気後退により広告収入が落ち込む中、フジ・メディア・ホールディングス(HD)だけが増収という結果です。ちなみに2010年3月期連結業績見通しでも、売上高ベースで1位のフジHD(5,781億円)は、2位のTBS HD(3,520億円)の約1.6倍もの売上高見通しとなっています。


金儲け主義に突っ走るテレビ放送局の姿については、以下のブログ投稿でも指摘しています。よろしければお読みください。

▶「フジテレビ「めざましテレビ」が東京銀座に物産館「銀座めざマルシェ」をプロデュースし同番組内で宣伝していくとのことだが . . .


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「ネットスーパー」はどこまで浸透するか、その現状と展望

2010年2月15日


総合スーパーマーケット大手が運営・展開するネットスーパーの売上が伸びています。

ネットスーパーとは、パソコンや携帯電話など、インターネットを通して注文することで、最寄りのスーパーマーケットの実店舗から商品を配達してもらうサービス。生鮮食料品も含めて、基本的に品揃えや商品価格は実店舗と同じ。(ある意味、出前のサービスみたいなものかも知れませんね。実店舗の商品をお客様に直ぐにお届けするネットサービス、意外に盲点だったりします。)

ネットスーパー利用者増加の社会的背景には、働く主婦が外出を控える「巣ごもり消費」の増加傾向、新型インフルエンザによって外出を控えるようになったこと、そして高齢化社会が進み、外出が困難な方が増加していることなどが上げれらます。

また、ネットスーパーの売上が伸びると同期するように、配達のためのインフラの充実もあげられます。イトーヨーカ堂では、最短で3時間での商品のお届けとなっています。送料はおおむね数百円、一定の金額以上の購入で送料無料のケースも多いです。(但し、最低購入価格が決められているケースも多い。)

これまでのネットスーパー展開の図式としては、イトーヨーカ堂(セブン&アイ HD 傘下)と西友が先行し、後発のジャスコ(イオン)が追い上げる形となっています。

2月14日付の日経新聞によると、イトーヨーカ堂とジャスコ(イオン)のネットスーパーの現在の店舗数と売上高、そして1年後の目標店舗数と売上高見込は次の通りです。

 2010年2月現在2011年2月期目標・見込
イトーヨーカ堂約120店舗
約200億円
約130店舗
約250億円
ジャスコ(イオン)約60店舗
約50億円
約120店舗
約100億円

実際、富士経済調べでは、2009年のネットスーパー全体の食品販売額だけでも、約280億円(前年比25%増)。非食品の日用雑貨を含めると、1〜2年後には500億円規模の市場にまで拡大する公算が大きいとのこと。

ちなみに、2009年度(予測)のネット通販全体(EC)の市場規模が6兆5740億円ですから、食品ネットスーパー全体の市場規模、約280億円は全体の約0.43%となります。個人的には、あと3〜4年もすれば1%に達すると予測します。


ネットスーパーの要となる各社ホームページについても少し触れてみたいと思います。

  ▶西友ネットスーパー(首都圏限定)

大手ということで、主な構成と仕組は3社ともそっくりです。「ネットスーパーのメリット」を挙げ、「会員登録」や「ネットスーパーの事前見学」、「サービスエリア」などの説明が載っています。

中でも、イトーヨーカドーネットスーパーの自社のメリットを説明するキャッチコピーは秀逸です。

 「プロの目」で責任をもって選んだ新鮮な商品が届きます

まさに、消費者がネットスーパーを利用したいと思った時の一番の不安点、「本当に新鮮な生鮮食料品を届けてくれるのかしら?」に対する模範解答のようなキャッチコピーです!

ホームページ上のキャッチコピーで終わらず、実際に新鮮な生鮮食料品をお客様にお届けし、それにお客様が納得し、満足するかどうかがネットスーパーの成否の鍵になりそうですね。


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「キリンフリーはまずい」と、小さな声でつぶやいた

2010年2月13日

SMBC2009年ヒット商品番付
(三井住友銀行グループ)で
  西の「横綱」

日経MJの2009年ヒット商品番付で
  東の「大関」

に選ばれたノンアルコールビール、
ご存じキリンフリー(KIRIN FREE)。

絶好調の売上です。

大ブームになる前のそこそこ話題になっていた頃、(確か、昨年の春頃?だったかなぁ)
飲んべえな私は、
好奇心から、ついついキリンフリーに手を出しました。

どれどれ、と期待に胸を躍らせながらグビグビ。

  マ、マ、マ、、マズイ!

結局、少し飲んで、
残りはキッチンの流しに捨てることに。

不味すぎて、飲めなかったのだ。

そう言えば、それよりも随分以前、
まだ完全に0%になる前のノンアルコールビールも
大変まずかったということを思い出した。

まあ、世の中で当たったからと言って、
自分にも合うという訳ではないという典型的な例ですね。

ところで、このキリンフリー、
味についての真の評価が難し商品ですよね。

基本的にキリンフリーを飲む方は、
アルコール入りの普通のビールが飲めない人です。
と言うことは、
普段、アルコール入りビールを飲まない方がくだす味についての評価だということになります。

また、普段アルコール入りの普通のビールを飲んでいる方が、
クルマの運転などの必要性から、
その時だけアルコールをとれないこともあるでしょう。
その場合、人は雰囲気に酔うように、
みんなとわいわいがやがやと楽しく飲めば、
美味しく感じるでしょう。

ちなみに、心理学的には、
食事の味には、めちゃくちゃその時の人間の気持ちが影響すると言われています。
喧嘩したり、激昂している時や悲しくて涙を流している時は、
どんなに美味しいものを食べても味を感じなくなります。

皆さんも、そんな経験をしたことがあるのではないでしょうか。

そうすると、厳密にキリンフリーの味を確かめるためには、
普段アルコールビールを愛飲している方が、
飲酒してもいい状況で、
しかもひとりで飲んでみる必要があるということになりますね。

マーティングの世界では、
食のように、
基本、人それぞれの好みに依存するようなモノの場合、
売れたモン勝ちです。

なので、本当は大きな声で叫びたいのですが、
ぐっと堪えて、小さな声でつぶやきます。

「キリンフリーはまずい」


ところで、このキリンフリー、
広告手法として、
いわゆる「当初の販売目標の何倍も売れた!」戦略を使ったと
言われています。

つまり、ワザと販売目標を低く設定して公表。
上手く行けば、販売目標をらくらく超え、
当初の目標値の何倍もの売上を達成できます。

そこで、次はメディアに、(あるいは広告のコピーで、)
「当初の販売目標の何倍も売れた!」という情報を流します。

その情報を見たり聞いたりした人は、
無条件に思います。

「そんなに売れたのか〜! スゴイ! だったら自分もひとつ!」


この広告手法の是非はともかく、
結構「販売目標を低く設定する手法」は多く使われていますから、
注意してみてください。


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トヨタ・プリウスのブレーキ問題を語る豊田社長が見せた潔くない姿とは

2010年2月10日



いや〜驚きました、豊田章男社長のプリウス・リコール会見の模様。
失望感がより一層増した方も多かったのではないでしょうか。

豊田社長、あなたねえ、
あんだけトヨタ副社長の佐々木真一氏にへらへらと時折笑顔を見せながら
「ブレーキ問題はお客様の感覚のズレ」と言わることによって
今回のブレーキの問題をごまかそうとしておきながら、
会見で「トヨタは絶対にごまかない」と言っても
説得力ゼロですよ〜!

むしろあれだけ行動と発言がズレていながら、
そう断言する姿に、
さすがは大企業かつ創業家の社長!
どういう神経があれば、
あそこまで堂々と言動不一致な内容を言えるのかと
率直に驚きすら覚えます。

自分で言ってて、人として恥ずかしくないんでしょうかねぇ〜?

気の小さい自分には、
とっても真似できることではありません。
あんなつじつまの合わないことを堂々と言ったり、
根拠のない偉そうな発言はできません、ええ。

しかもです。

記者の「後手後手になったと言われる今回のトヨタ・プリウスのリコールについて、そのリコール発表までのトヨタ側の対応について、豊田社長はどう思われますか?」という質問に、豊田社長いわく、

「トヨタとして、最善の対応だったと思います。」

と断言。その後同じ会見で、

「トヨタは絶対に失敗しない全能な存在とは思っていない。お客様の指摘は必ず改善し、いい加減なごまかしはしない。」

と言い切っています。

リコールに対して後手後手になり、ごまかそうとしたとしか映らない
対応を「最善だった」としている時点で、
トヨタは自分らを絶対に失敗しない全能な存在だとしか思っていないように見えるんですけどねぇ〜。

そもそも自らの対応の不手際をきちんと謝罪しない企業姿勢こそ、
まさしく、自らを全能化する、ごまかしの企業体質であることを
露呈しています。

それでも、こんな企業体質の会社でも、大企業となれば、
これからものうのうと生き残るんでしょうね。
そう思える瞬間が、
ある種、マーケティングに関わる人間にとっては、
虚しくなる瞬間です。

自分の会社のお客様にも、商売大繁盛していただきたいし、
大成功を収めて欲しいと思っていますが、
どうか大企業になっても、トヨタのようにはならないでください!
常にユーザー目線、お客様目線を持つ企業でいてください!
そう願わずにはいられません。


マーケティングの話とは違いますが、
今回の欠陥ブレーキシステム搭載プリウスのリコールの問題、
実際に欠陥ブレーキのプリウスを運転して、
トヨタのディーラーに苦情を言っていた多くの人のことを考えると
つくづく同情します。

どれだけ苦情を言っても、
トヨタ側が「なんら保安基準上問題ない」の一点張りの回答
だったことは、容易に想像がつきますから。

歯がゆい思いをしたと思います。

しかしながから、これは欠陥ブレーキシステム搭載プリウスの運転者(ユーザー)の問題に留まる話ではありません。

走る凶器でもある自動車です。
当然、自動車に欠陥があれば、その周りにいるドライバー、歩行者にも大きく関わってきます。

怖ろしい話です。

これからはクルマを運転する際、
自分の後ろのクルマがトヨタ・プリウスでないか
十分確認しなければ、危険ですね。

ぶつかってこられる備え、せめて意識だけでも備えておけば、
多少被害は軽減できるかもしれません。

どうか自分のクルマの後ろには、
トヨタ・プリウスがつきませんよ〜に!


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楽天、中国検索大手Baidu(百度、バイドゥ)との合併会社を設立、中国EC事業へ進出

2010年2月3日

楽天が1月27日、中国検索最大手の Baidu(百度、バイドゥ)との合弁会社設立に同意したと発表しました。合弁会社への出資総額は当初3年間で総額約43億円、出資比率が楽天51%、バイドゥ49%。2010年後半のスタート予定とのこと。

中国検索最大手の Baidu(百度、バイドゥ)について簡単に触れておきます。設立自体は2000年1月まで遡りますが、日本で名前が知れるようになったのは、2007年〜2008年頃に Baidu(百度、バイドゥ)日本語版サービスの提供が始まった頃だと記憶しています。


  ▶ Baidu(百度、バイドゥ)

その当時から、ユーザーインターフェースがグーグルに似ているという印象の他、意外なほど新しい情報が検索結果にすぐに反映されているなぁという感想を持ちました。とは言えあまり日本には検索エンジンとして浸透はしていませんね。

その Baidu(百度、バイドゥ)、中国国内ではグーグルを抑えて検索シェア第1位です。中国の調査会社 Analysys International が1月19日に発表した2009年第4四半期のサーチエンジン市場調査の結果は次の通りです。

  Baidu(百度、バイドゥ) 58.4%
  Google China 35.6%

バイドゥとグーグルの2強で94.0%を占めることになります。
(関連記事「Google Chinaの市場シェアは35.6%、中国の最新調査結果」)

楽天は Baidu(百度、バイドゥ)と組んで、中国最大規模のインターネットショッピングモールの構築を目指す考えらしい。中国のインターネットビジネスでは、西欧の IT 関連企業が苦戦していることもあり、日本には大きなビジネスチャンスなんでしょうね。

しかも楽天、構想では日本の店舗(もちろん楽天市場の店舗)が中国で商品を販売する手助けをしてくれるみたいです。日本の中小の通販ショップにとってのチャンスも拡大しそうです。今から中国EC(=eコマース、電子商取引)市場狙いのマーケティング戦略もありですね。
(楽天ニュースリリース
百度 (Baidu) との合弁会社設立による中国へのEC事業の進出について」)


これまでは中国と言えば、言葉は悪いですが、低賃金で日本の会社の商品を作ってくれる便利な国だったのが、今度は最大の消費国となりつつあるわけです。

さんざんこき使ってきた人を今度はお客様は神様のごとく崇めるんでしょうね。そしてその転換をうまくやった企業が繁栄する。それが世の仕組み。

商売と言ってしまえばそれまでですが、なんか人間の本性を垣間見るようです。(ちょっと話がそれてしまいましたね . . .)


楽天と Baidu(百度、バイドゥ)の合併会社の話はどちらかと言えばマーケティングの話ですが、自分がいつも警鐘を鳴らしているわけですが、商品を売る側と商品を検索結果に載せる側の合体はどうなんでしょうね? Baidu(百度、バイドゥ)がインフォシークのようにならなければいいのですが。


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テレビCMの最後に流れるお決まりの文句「◯◯◯で検索」で、その企業の広告レベルが判る?

2010年2月1日


ここ数年、テレビCMを流す企業って、
必ずと言っていいほど
CM最後に自社のウェブサイトの告知をすると思いませんか?

あるCM評論家に言わせれば、
「◯◯◯で検索」とウェブサイトに誘導する告知があるため、
かえってCM自体の完結性が損なわれ、
至るところでテレビCMを見る視聴者が
心的消化不良をおこしかけているとのこと。

なるほど、自分も同感です。

が、まだCM内容と誘導されるウェブサイトが一致していれば、
ましなような気がします。

最近ではもはやCM内容と誘導されるウェブサイトが
一致してもいません!

テレビCMを覧ていて、正直、呆れます。

その一番ひどい例は銀行のテレビCM。

銀行のテレビCMの内容は、
ごくごく一般的なイメージアップ広告が主です。
(CMというよりはPRと言ったほうが適切なぐらいです。)
それで、CMの最後に目立つ形で強調された
お決まりの「△△銀行で検索」です。

それって、何のための広告なんでしょうか?
実際に銀行のウェブサイトに行っても、
特に役に立つ情報が載っている訳ではありません。
ましてやお金を利用しようという目的のない人が訪れて、
「よし、いっちょうこの銀行でお金を利用しよう!」
なんて思わせる
キャッチーで気の利いたことが載っている訳でもありません。

一般に人が検索行動を起こすには、それ相当の労力が要ります。
検索しようと行動を起こすための理由(お金を借りようとか)もない人が
ただ何となく銀行サイトを覧る訳がないんですよね。

それとも、お決まりの「△△銀行で検索」によって、
その銀行がホームページを持っていることを
世の中の人に伝えようとしているのでしょうか?

それも怪しいものです。
常識があり、パソコンを使う大人なら、
誰だって銀行がホームページをもっていることぐらい
知っていますから。

つまり、テレビCMでわざわざ
「△△銀行で検索」を強調する意味がないんです!
そういう意味のないテレビCMを見るにつけ、
銀行によるお金の無駄使いとしか見えないんですよね。
そんな無駄な金があるなら、少しでも金利を上げろっていう話です。

しかも何年か前には、国民の税金を使って再建した企業です。
無意味なテレビCMを作り放送している
銀行のお金の無駄使いを見るにつけ、なんだかガッガリします。


今回は銀行のテレビCMとウェブ戦略を取り上げましたが、
こうした戦略のミスマッチや、
無意味なウェブサイトへの誘導戦略は
他の大多数の企業にも当てはまります

今一度広告の原点に立ち返り、
広告の目的をはっきりさせることから始めることを
オススメします!


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