何のための表記か判らない表記はかえって逆効果 〜ニトリのテレビCMを例に

2010年1月12日


昨年末(株)ニトリ(東証1部9843:全国にショップ展開。家具&インテリアショップ)のテレビCMを見ていると、画面右上にずっとフリーダイヤルの番号が大きな文字で載っていた。

そのテレビCMを一番最初に見た時、
何だろうこのフリーダイヤルの番号は?
と思いつつ、見続けていた。

CMはあっという間に終了。
が、あのフリーダイヤルの説明はとうとう最後まで出てこない。。。

結局あのフリーダイヤルはなんだろう?
そんな解せない疑問とすっきりしない後味の悪い余韻が残った。

ニトリは言わずと知れた家具販売の全国チェーン店。
テレビCMの商品がもし気になったとしても、
フリーダイヤルで問い合わせをしたいとは思わない。
それだったら、お店に直に足を運ぶまで。

フリーダイヤルに電話すると購入できるんだろうか?
でも、テレビCM中、
「ご購入はこちらのフリーダイヤルまで」
というテレビショッピング的な表記はない。

それとも単に、お客様相談窓口?(自分の知らないところでニトリが不祥事を起こしていて)とも思った。

フリーダイヤルの番号ではなく、
ホームページのアドレスを載せていたのならまだわかる。
ウェブサイトを訪問すれば、
商品の詳しい説明が載っているんだろうなっていうことは
容易に想像つきますから。


そのも後ずうっと頭の中にひっかかり、
考えていましたが、
結局、あのフリーダイヤルの表記が
何のための表記なのかは判らなかった。


今回このブログ投稿に際し、
インターネットでそのフリーダイヤの番号を検索して調べてみました。
どうやら商品の購入・相談・問い合わせのためのフリーダイヤルだと判明。

だったらフリーダイヤルの上に、
「商品のご購入の相談や商品に関するお問い合わせはこちらまで」
ぐらいの記述は当然しなければいけません。

自分が理解できない意味不明なものに触れたとき、
一般に人は不安と苛立を感じます。

伝える側の立場の人にしてみれば当然普通のことでも、
受け取る側の人にとって
それが当然普通のことであると考えるとは限りません。
ウェブサイト制作に長年関わっていても、
意外なほど、伝わっていなかったりすることを以前よく体験しました。
(最近は、基本 “伝わらないことを前提に作成しています” から
 そのようなトラブルはほとんどなくなりました。)
きちんとお客様目線に立った広告作りをしたいものですね。


余談になりますが、
このブログのために「ニトリ」という検索キーワードで検索してみると、
この冒頭でも引用していますが、次のような説明文がありました。
(その説明文のことを検索の専門用語では “スニペット” と呼びます。)


  ニトリ
  東証1部9843:全国にショップ展開。家具&インテリアショップの
  ニトリです。
  www.nitori.co.jp/

ぱっと目にした時、「東証1部9843:」を
「東証1部上場企業、全国9843店舗ある…」
と解釈しました。
時間が少し経つにつれ、9843店舗もあるわけないと冷静になり、
調べると「9843」というのは「株における銘柄番号」だったんですね。
多くの一般の人が最初に目にする会社の説明文に、
それって必要なんでしょうかね〜?

そんなところにも、一企業の広告に対する姿勢を感じ取ってしまうのは、
わたしだけでしょうか。

(「お、ねだん以上。 ニトリ♪」のキャッチコピー広告は抜群に素晴らしいんですけどね。)





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