「山形ガールズ農場」ですか〜、何もそんなネーミングで売り出さなくても

2010年1月16日



ひと頃、生産者の “顔” が見える農産物ブームがありました。
ある意味生産履歴が判るという点では、
トレーサビリティの一種とも呼べなくもありません。

先日、日経新聞だか日経流通新聞だかを見ていたら、
(すみません、ちょっと記憶が定かではありません。)
農産物を選ぶ際の消費者行動において、
生産者の “顔” が見えるかどうかは、
消費者の購買行動にあまり影響しなくなったと書いてありました。

うすうすは皆さんも感じていたことでしょうけど、
もう生産者の “顔” で売る時代ではないのかもしれません。

にも拘わらず、
“顔” が強烈なら、違った意味で話題にはなります。

昨今の就職難や農業の会社化(企業化)が認められたことも手伝い、
今、農業がブーム。

ブームをオモしろおかしく取り上げたがるのがマスコミやテレビ番組。

「渋谷ギャル米」とか「山形ガールズ農場」のお米が
テレビの番組で取り上げられ、話題になりました。

別に「渋谷のギャル」が栽培したお米を食べたいとは思いません。

わたくしごとですが、
母方の祖父は農家で、いわゆる「庄内米」を作っていました。
(庄内米については「庄内平野のホームページ」でどうぞ。)
山形県酒田市の大きな農家で、十数代は続いていたと思います。
(後になって、二十数代続いていると知りました。訂正します。)
別に目立つこともなく、
苦労しつつも大切にお米を育ててきたと思います。

大半の農家は皆そうした人たちではないでしょうか。

もっと脚光を浴びていいのは、
普通に働いている人たちなのに、って心底思います。

そんなこともあり、
「渋谷ギャル米」がもてはやされるのは、
どうかと思いました。

その「渋谷ギャル米」という東京発信の流行は、
ここ山形にも影響します。
今度は、「山形ガールズ米」です。
なんじゃそりゃー?!
開いた口がしまりません。

ところがよくよく話を聞いてみると、
「山形ガールズ米」ではなく、
「山形ガールズ農場」の "漢方米" というお米でした!
"漢方米" という発想もネーミングも素晴らしいんですね。

間違いなく、"漢方米"という商品は
商品そのものの価値で勝負できるお米です。

「山形ガールズ農場」というネーミングやコンセプトが
流行や奇抜な印象を与えるため、
却って “損” をしているのではないでしょうか?
中身や本質で勝負できるのに、
何もわざわざ “オンナ” を強調しなくてもよそさそうなものです。



ちなみに「渋谷ギャル米」ですが、

自分なら「渋谷ギャル玄米」として売り出しますね。
少し茶色の玄米ととちょい昔流行ったガングロギャルを掛け合わせ、

  精米するとあらウソみたい!
    “真っ白でオイシイお米に大変身”

みたいなコンセプトで。
もちろんお米(玄米)を作るのは普通の農家です。

こっちのアイディアのほうがいいと思いません(笑)?

ぜひ今度また渋谷ギャルにガングロブームが来た際には
やってみてください。


ラベル: , , , , , , ,



▲このページの先頭へ