オスカー像は撮影禁止。どうせなら、宣伝してもらったほうがいいのにね。

2009年10月21日



仕事の都合で鶴岡市役所に足を運ぶ。
二階に行くため正面玄関から建物の中に入ってすぐ左の
螺旋階段へ向かう途中、
広いとは言えないホールの一角に30センチ位の大きさだろうか、
なにやら黄金色に輝く像がある。

おう?! 映画「おくりびと」で獲得したアカデミー賞の
本物のオスカー象だ!
なんてピカピカなんだろう!
ラッキー! いいブログネタじゃ。
どれどれ写真を、、、

  『カメラ・ビデオ撮影禁止!』

ガーン! 何で?

そこで、ケースに囲まれたオスカー像の傍にいる
ガードマンならぬ若い女性に尋ねる。

「どうして撮影してはいけないんですか?」
「TBS がどうしても駄目だっていうことで . . . 」
「それじゃ、キレイなお姉さんを撮影させてもらって、そのついでにオスカー像が写っていたというのはダメかな?」
「駄目です!」

(傍にいたおばさんが声を上げて笑う)

...ケチ...写真ぐらいいいじゃないか!
減るもんじゃあるまいし。


そんなわけで、
今回の写真は、オスカー像が駄目ということで、
替わりに「象」さんの写真です。
名前は勝手にこちらで命名しました。
「オスカー」君です。

ということで、
今回の写真のキャプションは「オスカー象」です!


冗談はこれくらいにして。

どうして、写真撮影が禁止なのか?
実は、映画「おくりびと」の制作費を出しているのがTBSということで、
オスカー像に対しての権利をもっているみたいですね。
特にフラッシュが悪影響を与えるという訳ではないみたいです。
実際、山形県の吉村知事はテレビでオスカー像を持って
映っていましたし、
報道関係(新聞)の記事としては
オスカー像の写真が載っていたりします。

アメリカ、ハリウッドのアカデミー賞受賞式の際には
次のようなサービスもあるそうです。
写真撮影をケチるどこかの放送局とは大違いですね。

毎年、授賞式の前にコダック・シアターに隣接するハリウッド&ハイランドで一般に無料で公開されています。本物のオスカー像を手に記念写真を撮影できるサービスまであり、映画好きなら一度は訪れると良いでしょう。
(コラム・ハリウッド直送便


基本、展示会とか、建物の内部とかを
撮影していいか、悪いかは所有者の意思で決まります。

ブログなどでは、よく、自分が食べたレストランの食事をカメラで撮影して、公開(紹介)したりしています。

これも、「店内撮影禁止」とすることも可能です。
考えてみれば、
自店のメニューや料理のデザインが勝手に写真流出する訳ですから、
問題だとすれば問題になり得ます。


それとは逆に、問題にならない、どんどん紹介して欲しい
とお考えのお店や店舗(特に飲食店、ホテル)は、
店内やテーブルに、

  お店の店内や食事の写真撮影OK! ブログ紹介大歓迎!
  (メニューなど解らない点は、遠慮なく質問してください。)

ぐらいのメッセージ(=張り紙など)を出してください!
そうすれば、ブログでどんどん紹介してもらえますから。

できれば、レシート(領収書)にホームページをアドレスを載っけて、
自店のホームページへのリンクをし易いようにしてください。

検索エンジン対策の外部要因のひとつは、
自店のホームページにリンクを張ってもらうことです。
ただリンクを張ってもらうより、生の紹介文は特に効果的です。
是非、積極的にアピールして、宣伝してもらいましょう!


ラベル: , , , , , , ,


クルマに求めるのは、燃費の良さ、それとも走りの楽しさ? 〜数字をコントロールするということ

2009年10月7日

突然ですが、アンケートにご協力ください。

 エコカー購入時、次のうち何を重視しますか? ひとつお選び下さい

   燃費の良さ
   走りの楽しさ
   スタイリングの良さ
   内装の良さ
   安全性能


次に、同じ内容で次のようにアンケートをします。

 エコカー購入時、次のうち何を重視しますか? (複数回答可)

   燃費の良さ
   走りの楽しさ
   スタイリングの良さ
   内装の良さ
   安全性能



さて、みなさんはどう回答しましたか?

自分なら、最初の質問に対しては[燃費の良さ]を、
2つ目の質問には[燃費の良さ][走りの楽しさ][スタイリングの良さ][内装の良さ][安全性能]の全部を選択します。


マツダのクルマ “アクセラ” のテレビCMのメインコピーは、次のようになっています。



“エコカーにも走りの楽しさを求めている人が84%もいました。”
(ナレーション「実は多くの人がエコカーにも走りの楽しさを求めていました」)

この84%という数字、CMでは “多い” と主張していますが、
実は、アンケートの方法によっていくらでも結果の数字を変えられるということは容易に想像できます。

冒頭最初のようにアンケートをすれば、[走りの楽しさ]の比率は下がりますし、2つ目のように質問すれば、[走りの楽しさ]の比率は圧倒的に高くなります。

今回のアンケートの例は設問者側が比較的操作しやすい内容ですが、
他のアンケートであっても、ある程度は結果の数字をコントロールできます。(いわゆるアンケートや世論調査、統計などにおける “数字のからくり” 問題と呼ばれるものは、このように設問の仕方に端を発していると言ってよいでしょう。)


マツダがCM広告に込めた狙いは明白です。

1.大前提
多くの人は燃費だけでなく、走りの楽しさも求めているんですよ。
(アンケートで実証。)
     ▼
2.小前提
アクセラは燃費と走りの良さが両立している。
     ▼
3.結論
だから、燃費の良さと走りの良さを求めるなら “アクセラ” です!

このような三段論法から成り立っていて、
大前提の部分にアンケート結果の数字を半ば強引に持ってきているわけです。


通常、アンケートや調査結果の数字を広告に用いるのはとても効果的です。
特に、84%といった具合にキッチリした数字(90%とか100%など)でない場合のほうを、人は信憑性が高い数字だと判断する傾向もあります。


ただし、それを見た人に簡単にツッコミを入れられるような調査結果や数字は非常に危険であるということも常に頭に置いておいてください。

ちなみに、マツダのウェブサイトを確認すると、
アンケートの調査概要が載っています。
が、これではとても充分な調査概要とは言い難いですね。


アンケートに自信があるのなら、本来、
アンケート結果を公表する際は、
サンプル数(=サンプリング数)と設問内容を全て公開すべきではないでしょうか。




玉木宏さんが出演するマツダアクセラのTVコマーシャル。


ラベル: , , ,


▲このページの先頭へ